2008年8月記


はじめに

6月7月は寒いと言っていたのに、8月も後半になると一気に温度も上がってきています。
そして、もうすぐ9月に入るとサマータイム(日本との時差が7時間)になるのです。
どれだけ寒くなるのか不安に思っていましたが、日本より寒くなる事は無く冬は終わろうとしています。
そして、これからまた暑い季節が始まります。

トレードフェア

トレードフェアが北部の町オングウェディバで行われました。
ここには、インドネシア、ブラジル、中国、台湾、ガーナ、ケニア、ジンバブエの政府機関やナミビアの中小企業がブースを出展して、様々な物をアピールします。
一番多い物が製品でしょうか。いわばモータショーのイメージです。
隊員もブースを出し、協力隊の活動を知ってもらう事と、日本の文化を伝えると言う内容で出展しました。
日本の文化では、お好み焼きを、その場で作り1ピースN$2(約30円)で販売したり、浴衣の試し着、日本の伝統的な小物(こま、けんだま等)の販売、折り紙の作り方などが行われました。
お好み焼きのソースの味はナミビアにはない味ですが、買った人全てと言って良いほど満足していたと思います。
ナミビアには、多くの日本のメーカーの車が走っていたりするので良いイメージがありますが、詳細を知っている人は少ないのです。
しかもナミビアに居る日本人の人口は、協力隊を除けば10人以下なのではないでしょうか。
なので、日本を知ってもらう、とても良い機会になったと思います。
期間は、2008年8月22〜30日だったのですが、私は仕事の関係で、土日の23日と24日のみ手伝いとして参加させて頂きました。
ちょうど、この期間は教師をしている隊員は学校が休みである為に、中心となってやってくれていました。
土日と言う事で、子供から大人まで多数のナミビア人がトレードフェアに訪れていました。
我々のブースは周りと比べても多くの人が集まっていたと思います。
様々な面から見ても成功に終わったのではないかと思います。

写真はこちらをご覧ください。

仕送り

日本から送ってもらう物資。 特に日本食などは、懐かしくて、とても嬉しい。
そして、こっちでは手に入りにくい物なども。
航空便なら1週間。船便なら3ヶ月くらい掛かると言う。
送料は、10キロの荷物で、航空便は約2万5千円、船便であれば約6千円である。
今まで、日本から3回送ってもらっている。
船便で良いと言っても航空便で送ってくれる家族には感謝しなければならない。
毎回、5日で首都に到着して、自分の手元に届くのは、その翌日か2日後だ。
ナミビア国内の流通も、しっかりしていて、首都から450キロ離れたGrootfonteinでも 翌日には荷物を受け取ることが出来る。
日本から送ってもらった中で「かりんとう」を職場で配布した。

※かりんとうの説明文も作りました。
評判がとても良かった。
「もう少しくれ」「もうないのか」
「どうやって作るんだ」「これは安いのか、高いのか」
※多くの人に配りたかったので、1本か2本しか配らなかったのですが、 地位の高い人(自分が偉いと認識している人)は、強引にもっと持っていく場面も。

30歳

ついに30歳になってしまいました。
自分の中で30歳は区切りの歳だと考えていました。
何もしなければ、何も変わらない。
何かを変えるのは自分自信なのだと言う事をしみじみ感じています。
まだ人生の折り返し地点にも立っていない。
走る続けるフィールドがある限り、走り続けたい。
人に何と言われようとも、自分が正しいと思った道を進む。
判断力、選択力は30年で身に付けたはずだから。

ナミビアに来て、色々と深く考える習慣が出来た。
また、違った視点から物事を考える事が出来ている。
ナミビアに来てなかったら、もちろん今と全く違った生活をしていただろう。
それまでと何も変わらない生活を送っていたかも知れない。
少なくとも、ここに来た事自体は間違っていなかったと思う。

その他

■風邪をひいた
日本でもよく風邪をひいていたのだが、ナミビアに来てもひいてしまった。
しかも、結構長引いた。そして39度1分の熱も。

■素振り
隣町に来た隊員の一人が首都でゴルフクラブを買ってきた。
町にはゴルフコースがあり、ゴルフをやる機会があるかも知れないと言うことみたいだ。
家に訪れた際に素振りをさせて貰った。
日本で、5回くらいコースを回った事がある。
スコアは最悪ですが・・・。
振ってみた。すごく飛んでいった。
手からクラブが離れて、空高く飛んでいきました。
偶然にも飛んだ先に何もなかったので良かったのですが、何かあったら危なかったです。。。
実は、その直前に別の隊員も同じ様に素振りをしようとしてクラブを飛ばしたばかりでした。

■プレゼン
普段、役場に勤めていて、プレゼンテーションの機会などない私に機会を作ってくれました。
内容は、日本について。
前の日の夜、ギリギリになって動画を作り終えました。
まずは、紹介動画を流して、その後にその中の写真1枚1枚を説明しました。

観客は帽子にジャンバーに防寒なのに、私は半袖・半ズボン。この後に風邪をひきました。

■アンゴラ入国(非公式)
協力隊は、旅行できる隣国があらかじめ決められています。
アンゴラは、ナミビアの北にある国ですが、そのリストに含まれていません。
もちろん国境には行く事が出来ます。問題はありません。
北部に行ったついでに行ってきました。オシコンゴと言う町です。
そして、ボーダーラインにも。
そこに居たポリスに話をすると、ちょっとだけだったら入っても良いということ。
なので、アンゴラに入らせて貰いました。

写真はこちらをご覧ください。