2008年6月記


はじめに

日本は梅雨の時期、ナミビアでは乾季で冬に・・・。ナミビアに来る前は、こんなに寒くなるとは想像もしておりませんでした。なので防寒具は持って来ませんでした。ナミビアでも服を買うことが出来ます。色々な物が手に入ります。しかし多くが「Made in China」なのです。折角だからアフリカで作られた服は無いのか・・・と思うのですが、なかなか見つかりません。

エトーシャ国立公園

ナミビアには、エトーシャ国立公園と言う大きな国立公園があります。そこへは自動車でしか入れません。日本で言うサファリパークみたい所です。入場料を払って、園内に入ると至る所に動物が居るのです。僕の住んでいるGrootfonteinからは1時間半くらいで行く事が出来ます。しかし、車でしか入れない、広くて動物が居る穴場を知らない事を考慮すると、詳しい誰かに連れて行ってもらう必要があります。
ちょうど日本から友だちが来たので、ツアーを探しました。僕の住んでいるGrootfonteinにはツアーは無いと言う事。なので、個人的に色々探していたら、町のホテルで調整してくれる様な話を聞き、交渉しました。二人で日帰りでN$1,500(約22,500円)でした。
※別の首都から出発のツアーは、一人N$2,000すると言うので安い方なのかも知れません。
当日は5時に出発しました。朝早いほうが動物を見れる可能性が高いのです。ちょうど太陽が全て昇り終わった頃に到着し、ゲートをくぐり園内に入りました。

そうすると、いきなりシマウマ・キリンを見る事が出来ました。

あまりにも、すぐに動物を見る事が出来たので、何か不思議な感じがしました。デジカメのシャッターを押す指にも力が入りました。
連れて行ってくれた主人は、穴場を心得ていて、どこへ行けば動物を見れるかを的確に知っていました。広い園内は下手をしたら迷いそうな入り組んだ道もあるのです。
象も近くで見る事が出来ました。

ちょうど乾季になりたての5月・6月が行くにはちょうど良い時期だそうです。雨季では、水があちらこちらにある為に、動物はバラバラになって、道から見えない所に行ってしまうそうです。また、乾季になり時間が経つと、風景があまり良くないそうです。またゴミも目立つ様になると言う事でした。
普段では見る事が出来ないと言われている「ライオン」も遠くに見る事が出来、主要な動物は全て見る事が出来ました。
こちらもご覧ください。

サイクリング

私の住むGrootfonteinは、三つの町がトライアングル状になっている一つです。

以下のプランを立てて一周しようと思い6月21日(土)に挑戦しました。

6:00 Grootfontein-Tsumeb(約60キロ)
8:30 Tsumeb-Otavi(約60キロ)
11:30 Otavi-Grootfontein(約100キロ)
15:30 Grootfontein到着
自転車はこちら

■Grootfontein-Tsumeb
朝の5:30に起きて、準備をした。バナナを一本食べて6時ちょうどに出発する事が出来た。
やはり朝は、ちょっと寒い。走っていると、Tsumebまで○○キロって出てくるので目安になる。自転車にもメータが付いているの、ペース配分を考える。Tsumebへは基本的には下りのはずだが上りも意外と多かった。しかし予定より早い8:15に到着。すぐにOtavi行きの道に入る。そこまでちょうど60キロ。
■Tsumeb-Otavi
終始、上りと言う感じがした。今回の行程で、最も厳しい上り坂もあった。その上り坂では時速9キロとかになってしまう。その分は下り坂で挽回できる。うまい様に出来ている。
※日本の上り坂に比べたらたいした事は無いのだが。
Otaviに着いたのは、Tsumebまでで時間を稼いだので、11時ちょうどだった。この区間は62キロの道のりだった。
■Otavi-Grootfontein
もう、この時点で、足はいっぱい、いっぱいだった。でも、走れる所まで走ろうと思った。Otaviで15分間休憩。ホットドックを食べる。これが後に問題となる。
11時15分に走り出したが、休んだのが原因か、足が動かない。ローペースで進む。しかも休みながら。 久しぶりの長時間サドルに座っていたので、穴も痛くなり始める。途中、標識で、100キロだと思っていた道のりが93キロだった事が分かる。ちょっと嬉しくなる。
途中のCombatと言う町に13時30分辿り着いて、もう無理だと思う。その時点で、43キロの道のりに2時間15分も掛かっていた。耐えられず、そこに30分座り込んだ。しかし、座り込んでいても仕方が無い。残り50キロ。
14時に、ゆっくり進もうと思い、走り出が、気持ち悪くなる。ホットドックが消化出来ていなさそう。 胃の中は、飲んだ水分でいっぱいなんだろう・・・。
足も動かず、お腹も痛く・・・でもどう仕様も無い。自力で帰るしかないのだ。無謀な計画だったかを考える。でも、いつかは走ろうと思っていたコースだ。
後は、気力で走るだけ。残り10キロ、5キロの標識が嬉しくなる。でも遠く感じる。予定より1時間遅れの16時30分にやっと、家に辿り着けた。
■総括
全走行距離215キロであった。
家に着いて、30分後に、気持ち悪さが最高潮に達し、ホットドックを全部吐いた。お腹の痛さが勝り、足が痛い等の感じが無かった。
次の日が日曜日で休みで良かったと思ったが、次の日には元気になっていた。筋肉痛になるかと思ったが、全く足の痛みは残らなかった。
しかし当分の間、自転車に乗りたくない気分になった。

町に落ちている物

町には色々な物が落ちています。基本的にゴミ箱にゴミを捨てる習慣が無いのかも知れません。ゴミは道端に捨てるのです。あっ、そこにゴミ箱があるのに・・・。
割れたビール瓶の破片もそこらに落ちているのです。裸足の少年が多いのに危ない状況であります。

動物の物なのか人間の物なのか分からない糞も落ちています。この国は公衆トイレがあまりありません。スーパーへ行ってもトイレはあまり見かけません。トイレがあるのはガソリンスタンドくらいです。普通に物陰や、草むらに入っていき用を足すのが一般的であるます。


バナナは美味しい果物の一つです。ナミビアの人も良く食べます。そして皮はポイっとすてます。
これは、同じ日に別の場所で撮った写真ですが、本当にバナナの皮がそこら辺で見受けられます。

そして、多いのは空き缶です。




次回7月記は、・・・